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 2018/05/13 母の日参り
 
 最近、あるお線香メーカーのコマーシャルで、母の日参りという言葉を使うようになった。お墓参りというと、お盆や春と秋のお彼岸の時に出掛けるという習わしがある。
  
 札幌では、お盆か秋のお彼岸のお参りは欠かさないが、春のお彼岸の時にはまだ雪が多く残っている。墓苑でも、生活道路ではないので、降雪の時期には苑内の除雪・排雪はしない。我が家の墓地は、墓苑の大きな丘の一番奥にある。なので雪の季節には、ほとんど墓参に行けない。
  
 しかし母の日は5月の第2日曜日であり、雪はすっかり消えているので、母の日参りにはちょうど都合がいい。我が家の墓地には、私の生母と弟、父、そして養母が眠っており、また少し離れた墓地には、妻の両親が眠っている。
  
 きょうは母の日なので、二人で墓参をしてきた。墓地の周囲にはサクラやシラカバ、ナナカマド、イチョウ等の落葉樹が多く、昨年秋に散ったであろう落ち葉が多くて、市の墓苑管理もなかなか行き届かない。そんな落ち葉の間から、タンポポが黄色い花を咲かせていた。
  
 自宅と妻の実家の、両方の墓地の清掃を済ませて、花を手向け、霧雨の中だったのでロウソクは供えず、お線香に着火して、礼拝してきた。