バリ島・夕陽のタナロット寺院、そして帰国

12月1日(木)--以下時刻はバリ時刻
 正確には今夜半(2日)の 0:50に飛行機が出発するのだが、今日がバリ島での最後の日になる。朝から夜遅くまでガイドに付き合ってもらうのは悪いので、今日は13:00にスタートすることにしておいた。

飲茶
 最後の朝食をホテルのビュッフェで摂る。初めの頃は珍しくてあれやこれやと少しずつ取って食べたが、5日目ともなると好みが決まって、あまりあれこれとは取らない。
 妻は30年ほど前に台湾で食べた飲茶が忘れられなくて、藤沢に住んでいた頃に横浜の中華街に行っては探していた。昨日ガイドブックで、クタ地区に庶民的な飲茶の店を見つけたので、今日は昼食抜きでガイドを待ち、フェイルーンという中華レストランに連れて行ってもらった。そこでセットものも含めて10種類ほど食べた。ただ残念ながら妻が最も食べたかった、という3色焼売だけはなかった。

Sisi-Plusの布バッグ
 そのあと、経営者の日本人が技術を教え、現地の人に手作りさせて販売している布バッグの シシ(Sisi)という店を探した。ここは一昨日訪ねた日本語補習校のNS先生に「しっかり作ってあるのに、安いので評判がいい」と聞いていたので、妻が興味を持った。バリ島内に3店舗を構えているが、見つけたのはシシ・プラス(Sisi+)であった。

IMG_5159-600_400Sisi-Plusの布バッグ 175,000ルピア(約 1,520円)

タナロット寺院
 バリ島で夕陽が最もきれいだと言われるタナロット寺院を最後の目的地として、夕方までにタナロットへ向かう。入り口の駐車場から寺院の入り口までは、日本の神社のお祭りのように、参道の両側に色々のお土産物屋の屋台が並んでいる。

IMG_5099-600_400タナロット寺院入口の看板

 タナロット寺院の本寺院は海岸から少し離れた岩礁の上にポツンとあり、ヒンドゥーの修行所になっていて、僧侶または修行者でなければ立ち入れない。本島と岩礁の間は、干潮時は歩いて行けるが満潮時は海水が差してくる。
 この岩礁は、エルニーニョ現象の海面上昇によって浸食が激しくなり、日本のODAによって景観を再生するプロジェクトが行われているそうだ。

IMG_5101-600_400aaa 離れた岩礁の上に建つタナロット寺院

 本島の展望台にあるカフェでコーラを飲みながら日没を待つ。私達が到着した時は人がパラパラとしかいなかったが、日没の時は大勢の観光客が押し寄せていた。

IMG_5104-600_400aタナロット寺院の日没

 完全に陽が沈んだのは 19:55頃であり、他の車が一斉に出ていく前にと、車を発車させてもらった。そしてグラライ空港南側のジンバラン湾に面する海鮮レストランに入る。入り口に並べてある魚介類の中から、イカ、ブラックタイガー、アカガイを指定して調理してもらい、それにナシゴレン(チャーハン)とカンクン(空芯菜)の炒め物を添えて、空港の見える砂浜でバリ島最後の食事をした。
 22時に空港でラマ・ツアーズのガイド(ムディータさん)と運転手君(ハリーさん)と別かれ、荷物検査もイミグレーションも済ませ、余ったルピアを円に替えて、免税店も軽く通過して、待合室に入った。

12月2日(金)--以下時刻はバリ時刻 ⇒日本時刻
 ガルーダ880便は定刻 0:50(日本時間 1:50)に離陸した。間もなく飲み物とサンドウィッチが出て、それを頂いてからシートを倒して熟睡。日本時間の6:00頃に目覚めた。6:30頃に朝食が出され、妻は洋食、私は和食にした。窓を開けると、太平洋上の雲海の上であった。

IMG_5106-600_400関東地方東方・太平洋上の雲海( 7:10頃、西の方向 )

 定刻の 8:50に成田空港に無事到着。荷物を取り、検閲を済ませた。空港の1 階ロビーに預けておいた冬物衣料を受け取り、VISAの休憩室に入って、トイレで着替えた。国内便の出発までの約6時間、休憩室で本を読んだり居眠りをしたりして時間を費やす。
 14:45にJAL-3041便(コードシェア便)で成田空港を出発。16:25に新千歳空港に到着。この日の天候は、出発時の予報では吹雪だったが、雪が薄く積もってはいたものの、雪は降っておらず、道路にもほとんど雪が無かった。しかし到着時の気温は-5℃とバリ島との気温差が40℃近くで、うまく体を合わせていかなければならない。
 私達の娘と息子に、帰国した旨を携帯電話のメールで知らせ、空港外に預けておいた車で自宅に戻ったのは、18:00頃だった。

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