花粉症

 左眼の白内障の手術後、2か月以上が経過した。眼科医での術後検診では、経過が良好で、視力は裸眼1.0、矯正で1.2にまでなっており、10年以上前の視力に戻った。視力が落ち着いただろうからと、眼鏡の診断書を書いてくれた。
 ただこのごろ若干眼が痒くなることがあるので調べてもらったら、軽く炎症を起こしていると言う。花粉症の初期的な症状に似ているとか。その後で風邪の症状を診てもらいに耳鼻科へ行くと、ここでも鼻腔に花粉症の初期症状が出ているといわれた。
 私には昨年まで花粉症の症状は全く出ず、花粉症で毎年苦しんでいる人たちを、気の毒に思いつつも他人ごとと思ってきた。しかしついに私にも花粉症の症状が出てきたかと、万感の、いや唖然とした想いである。但しどの植物のアレルギーなのかは、まだきちんと調べてもらってはいない。
 昨年は杉の花粉が異常に多量に発生し、例年の10倍近い量であったとか。去年はそんな杉が多く立ち並び、花粉が黄色いモヤのように漂う山中でサンショウウオ探しをしていたのだが、何でもなかった。今年は例年以下の発生量だったというのに、昨年でなく今年になって発症したのは、何とも不思議な想いである。
 年末には札幌に転居する。北海道は杉が少ないので、やや安心である。しかし円山公園には明治以降に植林された杉が結構多いので、油断は禁物かも知れない。また4月頃のハンノキや5月のシラカバ、6月のイネ科植物、8~9月のヨモギなど、今まで何の問題もなかった植物でさえ、統計を見せられると何となく鼻がむずがゆくなってくるのである。

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