迷鳥、珍鳥

 日本で普通に見ることができる鳥は、季節的変化を考慮すると約600種と言われている。人によって、550種前後から650種前後まで意見が分かれるところである。ごく僅かしか記録がないもの、過去に記録はあるが、最近全く見られないもの、篭脱けを疑われるものなどを加えるかどうかで、変わってくるのではないだろうか。
 私たちがバードウオッチングを始めてから眼で確認できた鳥は、海外のものを含めてもやっと400種くらい、国内だと250種に届かないだろう。そんななかで、日本では滅多に出会えない鳥の情報を聞くと、事情の許す限り会いに行くのである。
 そんな迷鳥・珍鳥は、渡りのコースを外れた渡り鳥が殆どであるが、たまには台風など強い低気圧に巻き込まれて、はるばる日本まで連れてこられた鳥もいる。わたしたちが出会った迷鳥、珍鳥を記録の中から掘り出して見た。

 コスズガモ=1987—92 東京都不忍池
オオホシハジロ=1994.01 神奈川県相模原貯水池
アメリカヒドリ=1996.11 千葉県船橋市・三番瀬
タカサゴモズ=1996.12 神奈川県横浜市
レンカク=1997.10 愛知県立田村
オオグンカンドリ=1998.10 神奈川県藤沢市・江の島
ヒメハジロ=1999.02 茨城県涸沼
ハイイロペリカン=1999.02 茨城県涸沼
アメリカコハクチョウ=1999.02 茨城県菅生沼
オジロビタキ=1999.02 千葉県行田公園
チシマシギ=1999.02 千葉県小櫃川
ヒメクビワカモメ =1999.12 千葉県習志野市・谷津干潟
サバクヒタキ=2000.01 愛知県常滑市
カラフトムシクイ=2000.03 神奈川県等々力緑地
オガワコマドリ=2006.02 神奈川県横浜市
ホシムクドリ=2006.03 神奈川県藤沢市

 この中には、籠脱けではないかと判断されているものもいる。

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