電線着雪

 以前は気象予報の注意報の中に、「電線着雪注意報」とか「着雪注意報」というものがあった。その状況は、このごろ現象としてよく目にするようになった。
 気温が0℃より少し高めの時は、降る雪もボタン雪で、まだ温度の下がっていない電線などの上に付着して、帯状に連なることがある。長い電線の中間部では、その雪の重みで半回転して下に落ちるのだが、風や気温などの条件が合うと雪が落ちないで、腹側を向けた電線の上にさらに雪が積もって、その繰り返しでちょうどキリタンポやチクワのように、太い雪の棒が出来る。

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 最近、ことに今年の冬は雪の量は非常に多いが、気温はさほどひどく下がらないので、よく電線に雪が積もるが、風が強く吹いたり、カラスが止まったりで電線がゆすられると、その雪が棒状のままで「雪」として落ちてしまう。
 この棒状に着雪した状態で気温が一気に下がると、電線の雪が凍って氷の帯が出来たようになる。その氷が何らかのショックで落ちてくると、雪の状態の時に比べてかなり危険である。

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 その危険に対する注意として、「電線着雪注意報」または「着雪注意報」が出されていたと思うのだが、最近は天気予報でもあまり耳にしなくなった。
 昨夜からまた雪が降り続き、朝のうちに除雪したのだが、昼前からまたしんしんと降り始めた。いま( 22時40分 )すこし弱くなったが、まだ降り続いている。電線には雪はあまり無い。

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