融雪の促進

 春先の残雪の時期には、雪の下の土はまだ浅く凍っている。自然に雪が融けるのを待つと、北国の農家では耕運の時期が遅れるので、畑の上に黒土を撒いて融雪を促す。
 今年は積雪量が平年の倍近いそうで、我が家の庭にもまだ1メートル近く雪が残っている。黒土よりも簡単に撒けるものとして、木炭を粉末にしたものがあるが、かなり高価なので、燻炭(くんたん=もみ殻を蒸し焼きしたもの)を買っておいた。
 朝のうちに庭の雪の上に燻炭を撒いた。しかし晴れていたのはお昼すぎまでで、午後には曇ってきた。天気予報では、明日から3日ほどは風雨が強くなるとのこと。

IMGP1310-600_400庭の雪の上に燻炭を撒いた( 11:00頃 )

 また道路との境界には、積雪時期に重機で積み上げられていた雪の壁がある。この雪の壁は、町内会の予算では年に1回分だけダンプでの排雪をやってくれるが、ことしは2月の排雪のあとにも相当量の雪が降ったので、住宅地の道路は雪で狭いままである。
 主要道路沿いでは、路肩に積み上げられた雪を道路上に掻き出すことは禁止されているが、小路では雪が住宅における日常生活に支障をきたしているため、融雪時期になると現れた路面で融かすために、少しずつ雪の壁を崩して、道路面にばらまいている。

IMGP1315-600_400路肩の雪崩し( 11:00頃 )

IMGP1316-600_400だいぶ雪が下がった我が家の周辺( 16:00頃 )

 テレビのニュースで、札幌の気象台での今日の積雪量が50センチを切ったと放送していた。この分だと積雪量がゼロになるのは4月20日すぎになるだろう。気象台の公式記録によると、積雪量がゼロになったのは昨年が4月12日、一昨年が4月8日、そしその前年が4月5日だったというから、ここ数年は雪解けがだんだん遅くなってきているようだ。

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