初冬の十勝岳連峰

 札幌では昨夜から雲が厚く、じとじとと雨が降っている。上富良野町のT夫人に電話してみると、富良野は朝から快晴で、明日からはしばらく天気も悪いようだから、今から遊びに来ないかとのこと。また今日はファームレストラン『あぜ道より道』の当番でお店の方に出るとのこと。妻が久しぶりに行ってみたいというので、9時半過ぎに出発した。
 以前のマンションから行くときに入る高速道路へは、西へ分岐して4つほど戻った新川インターから乗る方が近い。高速道路に乗ってから雨は止んだが、雲はまだ厚い。三笠インターで下りて、いつもエゾフクロウを観察していた森へ寄ってみたが、まだ少し早いのか姿はなかった。

IMGP3716-600_400十勝岳連峰(中富良野町から 手前は麦畑)

 三段滝付近から雲が薄くなってきて、富良野盆地に入る頃から青空になり、十勝岳連峰が全て見えた。北方の大雪山塊も見えており、絶好のロケーションだった。
 『あぜ道より道』に着いたのは12:45頃。T夫人と、昨年ご主人を亡くされたM夫人の2人が当番で、食事を頂きながらあれこれと話をした。

IMGP3724-600_300↑ 私が注文した『ポトフと野菜サラダ』 ↑
IMGP3725-600_300妻が注文した『畑のナン(煮込んだ刻み野菜入り)とサラダ』

 野菜類はほぼ収穫を終えて冬の間は越冬保存するが、味は今が一番濃厚だ。2人ともライスは注文しなかったが、満腹した。
 『あぜ道より道』には、連休だったとはいえ、だいぶ寒くなってきたのにそこそこの来客があって、切れ目がない。たださすがに天候の悪いウイークディは来客も少なく、雨が降った22日は「3人だけだったよ」と笑っていた。

 T夫人が言っていたが、この店からも見える上ホロカメットク山で、今朝未明に雪崩が発生し、40歳代から60歳代の登山者5人の男女が巻き込まれたらしい。

 
IMGP3719-600_300name中央が遭難のあった上ホロカメットク山(『あぜ道より道』から)

  自宅に帰ってからTVニュースを見ると、全員ヘリコプターで救出されたが、うち1名は低体温症で亡くなったそうだ。この十勝岳連峰では、2009年7月にトムラウシ山で18名のパーティーのうち、ガイドを含む9名が悪天候による低体温症で亡くなっている。高山でのトレッキングには危険が伴うので、季節にかかわらず装備は厳重にし、また「あきらめて引き返す」勇気も必要だ。

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