八剣山

 久しぶりに定山渓温泉を訪ねてみようと、車で国道230号線を西南に走った。この日はかなり気温が高く、道路面や道路わきの雪が融けだして、水たまりになっていた。
 前走車の巻き上げる飛沫を常に浴び、特に中央分離帯のない場所で、対向車が大型のダブルタイヤだったりすると、すれ違った瞬間に前が見えなくなるほどの泥飛沫を浴びせられる。フロントとリアのガラス面は洗浄液とワイパーで辛うじて視野を確保する。
 途中の簾舞(みすまい)という谷間から小金湯(こがねゆ)までほぼ真西に登る坂道の北側には、八剣山(はっけんざん)という異様な山がそびえている。

IMGP4246-600_400八剣山(観音岩山) 標高498メートル

 この山の真南あたりの道路面で標高は220メートルほどなので、山自体はさほどの高さではないが、山体が急峻な岩山で、頂上付近がいくつもの岩峰に分かれている。この山には3か所の登山道があり、比較的人気があって登山者が多い。「観音岩山」が正式名。
 この山すその国道は、今は整備されて緩やかなカーブで一気に走れるが、少なくとも40年ほど前まではうねうねとした登り道で、俗に「七曲がり」と呼んでいた。
 帰宅してみると、案の定、車のフロントガラスとリアガラスのワイパーあと以外は、ドロドロに汚れていた。毎年春先には、雪解け水でしばらくは洗車がおっくうになるほど車が汚れるが、2月中にこんなに融けて汚れたのは、過去に記憶がない。

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