妻がアイヌ刺繍を習う

 妻は若い頃、パッチワークやキルティングなど、手先をこまごまと動かして刺繍や小物を作るのが好きだった。しかし50歳台頃から気持ちが内向きになり、細かな手作業などに非常に消極的になり、ボタン付け等の必要最小限以外には針を持たなくなった。また他人との接触や大勢の未知の人の中に入り込むことも嫌うようになった。
 しかし昨年の初夏の町内会回覧に、地区センターでアイヌ刺繍の講習会が行われるという記事を見つけた。妻も、少し気持ちがほぐれてきたのか応募し、ひとリで講習を受けてきた。

IMGP4285_4286-600_400右上が講習で挿してきたもの  左下はその後妻がアレンジしてみたもの

 わずか2時間の講習だったようだが、妻はけっこう楽しんで来れたようで、未完成だった作品を完成させ、畑仕事で忙しくなってきた中でアレンジまでしてみせた。
 そして今年2月初めの北海道新聞の文化欄に、札幌の市民団体「ヤイユーカラの森」が、「アイヌ刺繍の初級コースのパート1」を5週間にわたって毎週1回、市内の中央部で実施するという記事を見つけて、さっそく応募し、第1回に行ってきた。

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基本技法「イカラカラ」による小さな壁かけのベース

 5週目までに小さな壁かけとポシェットを、このようにチェーンステッチでまとめるのが基本らしく、アップリケやハワイアンキルトに良く似たやり方もある。たまたま2月中旬に市内で行われた「アイヌ刺繍展」を見てきたのも、刺激になったようだ。

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