♣ 数日前に、庭の小さなサンショウの木の周りを、キアゲハがしきりと訪れていた。昨年も、このサンショウにキアゲハの幼虫が数頭居ついて葉を食べ、脱皮を繰り返して終齢幼虫になった後、どこかに消えた。サナギになった場所はわからない。サンショウの葉は見事に食いつくされたが辛うじて生き残り、今年も芽吹いた。
キアゲハがまとわりついていたサンショウの小木
♣ 昨年はキアゲハの羽化を願って、サンショウが丸坊主になるまで放っておいた。そのサンショウは雪の下になり、春から元気に芽吹いてきた。きょう良く観ると、やはりサンショウの葉のあちこちに黄色の卵が10数個、しっかりくっついている。
サンショウの葉にキアゲハの卵
♣ さらに驚いたことに、既に孵化した2齢幼虫も3頭見つかった。
キアゲハの2齢幼虫
♣ ここで、いまサンショウを犠牲にしてこれらキアゲハの幼虫の成長を見守るか、あるいはサンショウに力を付けさせてより大きく育てるために、キアゲハ達を処分するか、非常に悩ましいところである。