洪水・土砂災害避難勧告

 我が家の近辺では、昨夜一晩中、叩きつけるような雨が降った。そして午前3時過ぎに、私と妻がめざまし代わりに枕元に置いた携帯電話から鋭い警報音が鳴った。ここの雨は6時過ぎには止んで、青空さえ見えていたが、警報は9時過ぎまで合計22回もあった。
 避難勧告の対象は、豊平、清田、白石、厚別など市域の東部の区が主だったが、一時は札幌市の人口の37%に当たる71万人が避難勧告の対象となったという。

IMGP5807_5806-600_300左最下部が最初の避難勧告(03:11)   右最上部が避難勧告解除(17:13)

 つい最近、親しい知人が南区の真駒内に家を買った。まだ転居してきてはいないが、心配しているだろうからと思い、9時過ぎに現地に行ってみた。しかしその時間には雲も薄く、家の周辺にも水が溜まった様子はなかった。また近くの川でも、色こそ濁ってはいたものの、水位はさほど上がっていなかった。この知人は私達のことを心配して朝早くに連絡してきてくれたのだが、見てきたことを伝えるとほっとしていたようだった。
 帰宅してTVを観ると、上流域わずか5キロほどの常盤地区で、一夜に250ミリ以上の雨が降ったと放送していた。また何時頃に撮影したのか、私の見てきた状況とは全く違って、あの近くの川に増水した濁流が流れ、大きな樹も流されていた。平野部にはあまり降っていなかったので、すぐにはけておさまったのだろう。
 夕方の5時過ぎには避難勧告解除のエリアメールが入った。しばらく前の夕方、やはりエリアメールが地震発生を告げてきたが、その時は震源が近いせいもあって既に揺れている最中であった。この警報音にはドキッとするし、今回は西区では全く影響はなかったものの、しかし否定は出来ない。万一に備えるために無くてはならないものだ。
 今回のエリアメールでは避難場所を間違えて、それを訂正するものが何本かあった。この場所の間違いは避難民を逆に危険な方向へ誘導する可能性もあるので、絶対に避けるように、発信元はもちろん町内会レベルでも訓練しておくべきだと思う。
 今日の昼過ぎに、会社の同期入社で今は島根県に住む友人から心配して電話が来た。こちらも大したことはなかったので、他愛のない話で終わったが、むこうでもけっこうな降雨量があっただろうに、その気持ちが嬉しかった。

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