ギターとフルートを習う

 私は子供のころはハーモニカ以外の楽器を持ったことがなかった。しかし教育実験校でもあった中学校の担任教諭が音楽の先生で、生徒に3年間、バイエルによるピアノの練習を義務付けたので、簡単な楽譜ならそこそこ読めるようになっていた。
 私は学生時代下宿に入ったが、その部屋にギターが1台、置かれていた。前に住んでいた先輩が置いていったものらしい。それを下宿主の許可で頂いて、爪弾きはじめた。
 折しも下宿仲間と、近くの三本立て映画館によく行った。それらの映画の中で「禁じられた遊び(フランス)」「鉄道員(イタリア)」のBGMとして流れたギター曲の哀愁にひかれ、楽譜を買ってきては夢中で練習した。しかし我流だったので、ある程度は弾けても指使いが悪い。卒業の時、ギターは後輩に譲り、就職後は全く遠ざかってしまった。

IMGP6235-600_400 左は正規品のやや小型のもの 右は通販で求めたかなり小型のもの

  こちらへ来てからは、冬の間は雪かきを除いて畑仕事や散歩などで体を動かすことがなくなるので、妻と話し合って、楽器を楽しもうということにした。
 私はギターだが、手が小さいので思うように開かないと思い、8月頃に通販サイトで標準品よりかなり小型の弦長58センチのアコースティックギターを購入した。
 10月末、プロに初歩から習うべく、札幌最西部にある手稲区のエルム楽器に申し込んだ。1回30分、月2回。
指導者は30歳台前半の人で、まずギターが私には小さすぎるので、標準に近い弦長63.5センチのものを勧められ、Kodairaののクラシックギターを買ってきて習い始めた(標準は65センチとか)。

IMGP6220-600_400 新たに入手したギターとケース、初心者用のテキスト

 やはり学生時代の我流の弾き方は、とんでもなく姿勢が悪かったようである。まず座り方、ギターの構え方、腕と手首の構え方、左手の弦の押さえ方、右手のはじく位置、はじき方、さらには、はじく爪のとぎ方まで教わって、あっという間に初日は終わった。

 妻は藤沢に住んで居た頃に、息子のお姑さんがフルートを習っていることに刺激を受け、自分もひそかに習い始めた。しかしやっと音が出るようになった頃に諸事煩雑な事情が生じ、さらに札幌への引っ越しなどもあって10年ほどフルートから離れていた。
 私がギターの練習を始めたことをきっかけに、同じエルム楽器で私が習うのと同じ曜日の同じ時間にフルートの先生に空きがあったので、一緒に習うことにした。 

IMGP6223-600_150妻のフルート これを機会に、キィのコルクを修理してもらった

 いま、私の左手の弦を抑える指が痛い。学生時代には、これがタコになつていた。右手の弦をはじく爪が頻繁に割れる。削り方、弾き方にまだまだ問題があるようだ。
 妻のフルートは、同じ指抑えで2オクターブ超えの幅の音が出るはずなのだが、低音域での一番低い音がなかなか出せなくて、苦闘している。

カテゴリー: 日々つぶやき, 音楽 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA