座り込む大根

10月23日(土)
 今日は午前中に、2人でかかりつけの医院で定期診察を受けた。11時過ぎに、富良野市で入院中のT夫人に電話を入れると、きょうは外泊で自宅に帰れるのだと言う。私たちの富良野での農業の真似事も、最終期を迎えてきたし、2週間近く行っていないので、急遽行くことにして11時すぎに出発した。すでに18日に冬タイヤに交換してあるので、万一途中で雪になっても大丈夫である。

DSC03952-540+270冠雪している十勝岳連峰

 幸い快晴に近いこともあり、途中では全く雪には遭わなかったが、十勝岳連峰や、旭岳連峰は既に冠雪していた。上富良野町では今朝、初霜があったそうである。
 T家では、ご夫婦と夫人の母上、そして娘さんがヤーコンの収穫をしていた。けっこう立派な大きさに育っていた。さっそく私たちも山の畑で育てた4株のヤーコンを掘り出してみた。T家のものに比べると株の背丈が60パーセント程度だったので案じていたが、やはりかなり細く小さかった。しかしキンピラにするにはまあまあである。

DSC03956-540+270ヤーコン

 その後ダイコンを1本だけ抜いてみたが、まあまあの出来であった。既に陽も落ちてきて気温もグッと下がり、借りているコンテナハウスで寝袋だけで寝るのは少し無理があるので、4キロほど離れたところにある民宿に泊めてもらった。この民宿は、昨日ネットで探して予約したのだが、面白い所だったので別途書きたい。

10月24日(日)
 朝ゆっくり起きて、9時頃にT家へ。妻と2人で午後1時頃までかかって、ブルーベリーの剪定をやった。ブルーベリーは10株ほどあって、今年はかなりの実をつけ、私たちもだいぶ頂いてジャムにした。しかし株の枝が混みあいすぎており、高さも2メートルを超えている。株間も狭い。このままでは来年以降の実着きが悪くなるので、了解を得てすっきりとさせた。切り口には、妻が「墨汁を塗っておくと、腐れが入らなくていいよ」とプロの人に聞いてきたというのを信じて、筆で墨汁を塗った。墨汁の膠質が腐敗防止に効くのだろうか。
 午後は買っておいたパンを食べ、ダイコンを収穫した。ダイコンは「総太り」という品種で、晩夏に種を蒔いたのだが、発芽率が9割以上と、とても高かった。畑の土の面から30センチ以上も上に伸びている。80本以上出来ていて、どう始末したものかと悩んでいたら、Tさんのお姉さんが何らかの理由でダイコンを入手し損ない、50~60本分けてほしいという話を聞いて、 渡りに船と、そちらへ提供することにした。

DSC03974-540+270ダイコン育つ

 私たちが抜いたダイコンは、人にあげるもの数本と、あとは見るからに育ちが遅くて細いものや、まっすぐに育っていないものだけにした。傑作だったのは、先が2本に分かれたものが下に伸びず、まるであぐらをかいて座っているようなものがあったことである。

DSC03995-Radish-540+360ダイコン 左がまともなもの 中央があぐらかき 右は5本足

DSC03997-Radish-540+360あぐらをかいたダイコン

 この他に、白い小カブを20個ほどと、赤カブ5個、シシトウの裏成り10個ほどを収穫してきた。あと残っているのは、赤カブ20個ほどと、粒の豆として収穫しようと残してあるサヤインゲン、そして発芽率が15パーセント程度と最悪だったノザワナだけである。

DSC03979-540+270白小カブ

DSC03976-540+270赤カブ

 今日は、寒さと疲れとでかったるく、札幌へ帰るまでの一般道の3か所ほどの待避所で、息抜きをした。桂沢ダムの近くで、赤紫に近い色の夕陽に出会った。ここの近くで100メートル程前方を、メスのエゾシカが横断して、少しヒヤリとした。妻が時々見かけていたいたというあたりであつた。

DSC03998-540+3602010.10.24  16:53  三笠市桂沢にて

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