雑草との闘い(8月15日~17日)

 いま上富良野で使わせていただいている畑は、6月の時点でかなりの面積を粗起しして頂いた。しかし私たちの労力が間に合わなくて、20パーセント程度しか利用できておらず、土が肥沃なためか、残りは雑草が猛烈に繁るままになっている。15日の夜半に、1時間ほどかなり強い雨が降った。最近は照る(暑い)か降る(涼しい⇒寒い)かが3日おきぐらいに繰り返して、雑草の生育には最高。そしてマメ類やズッキーニ、ソーメンカボチャにも最高だが、ジャガイモやタマネギにはあまりよい結果が出ていない。

DSC03588-540+360(8/15)左はトウキビとカナダインゲン、エビスカボチャ
 右は雑草. 間で雑草と苦闘中

 最近は時々豪雨が降って、ゆるい傾斜の畑の土を流すために、トウキビの根元が洗われて10パーセント程が倒れている。そうして、実がつきかけているトウキビの低い位置にあるものが、ところどころ野生動物にかじられている。T夫人は、「キツネでないかな」と言っていた。
 しかし私は素人ながら、最近北海道の畜産地域で急速に生息数を増やしているアライグマだったのではないかとも思っている。ネットで見てみても、北海道内での増殖ぶりは半端でない。トウキビは、皮の片面が剥かれ、片面の実だけが食べられている。妻が「もったいない」と言って、残りの部分を茹でて食べ始めたので、私は北海道特有のイヌ科の病気、エキノコックスが怖くなり、動物に精しい息子にメールで問い合わせた。さいわい「茹でたなら大丈夫」という返事でほっとした。

DSC03607-540+360(8月16日午後) 不穏な雨雲

 16日の午前、Tさんの次男の方が来て、大型の回転ローターで、雑草の繁っている部分をすっかり刈り倒してくれた。T夫人から、前夜の雨でまだ土はぼてぼてだけど、明日になれば小型の耕運機で起こせるから、秋ダイコンなどのタネを蒔くといい、といわれた。
 なお、トウキビは茎の上端に雄花が開き、茎の途中の1~3箇所に雌花が多数の雌シベを出して結実するのだが、私たちの作っているトウキビの中に、下の写真のようにテッペンに雄花と雌花が合体したようなものが1本できていた。ちょっとした異常だと思ってT夫人に見て頂くと、「ああ、病気だよ。時々見かけるよ」とアッサリ。

DSC03610-540_360(8月17日)トウキビの雄花と雌花のふたなり

 17日の午前中は、タチアオイ園での新しい種まきと、インゲンマメの収穫、午後は秋ダイコンの種を蒔くべく、昨日ローターをかけてもらった土地の耕運に入った。今回の1枚目の写真と、すぐ上の3枚目の写真で分かるように、雑草は大型のローターで引き抜き均されている。このまま小型の耕運機を掛けても、長い雑草がからみついて回転が止まるので、まず寝かされた雑草をせっせとかき集めた。その後で有機肥料を撒いて3列ほどを耕運機で耕し、秋ダイコン、コカブ、赤カブ、ノザワナの種を蒔いた。蒔き終わったときは18時を過ぎ、疲れてしまって帰りたくなくなったが、あいにくと私の常備薬が今夜で切れるので、19時まで休憩して札幌へ帰ってきた。帰宅した時は22時を回っていた。

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