うまいプチトマト

 私は、小さい時からトマトが苦手であった。あの薄皮が喉の奥に張り付くのが、何とも言えず吐き気を催して食べられなかった。友達が畑でトマトをもいで、うまそうにかぶりつくのが信じられなかった。
 結婚してからは、妻や子どもたちの手前、出されるといやいや食べていた。そのうち妻が私のトマト嫌いの理由を知って、トマトの表面に軽く包丁を入れ、熱湯にさっとくぐらせて薄皮をとって出してくれるようになり、なんとか抵抗少なく食べられるようになった。むしろ最近は食べていて美味しさを感ずるようになった。またトマトジュースの普及も寄与したかも知れない。ただ皮が厚くて硬いミニトマトには、なかなか馴染めなかった。

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 きのう上富良野へ行った帰りに、ある農家でこんなプチトマトを分けてもらった。黄色のものは直径4センチほどで、皮がとても薄い。赤い方は長径4センチ、短径2.5センチほどで皮は厚めだが気にならない。どちらもヘタを取って半割りにし、リンゴ酢をかけて食べたが、甘みさえ感じた。
 北海道は、半年は雪の下で農業の稼働期間は少ないが、このように夏の最盛期には実に色々の野菜や果物が採れる。中にはハウスの中でマンゴーやパイナップル、パパイヤ等を試作して、ほぼ完成しているところがあると聞いた。また水耕栽培で根菜もの(特にじゃがいも)の栽培に成功した所もあるという。近々それらの試験農場にアポを取って、見学に行ってみようと思う。

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