平山郁夫展

 北海道立近代美術館で、「平山郁夫展-遥かなるシルクロードと北海道」という展覧会が開催されており、明日が最後ということなので、妻とバス・地下鉄を乗り継いで行ってきた。ここ近代美術館へは、初めて来たのだ。
DSCF1169-600_400 平山郁夫展は2月6日から始まっており、見に行く積もりでいたのだが、雑事に追われてなかなか行けなかった。3月15日に、この平山郁夫展の来館者が3万人を超えた記念のイベントを実施したときいて、この展示最終日の前日に行くことになった。
DSCF1174-600_300DSCF1167-600_400 内容は、主として平山郁夫が生涯をかけ、シルクロードを軸に、ヨーロッパからインド、東南アジアを精力的に歩き回って作成した作品と、関連する諸宗教の絵画や彫刻などの、「平山郁夫シロクロード美術館」の所蔵品が並んでいた。
 画家なのだから、本人の描いた絵画が多く展示されていることは当然だが、関連する地域の遺跡の内容物も、「平山郁夫シロクロード美術館出展」として多数が陳列されていることに、少し違和感を感じた。
 しかし彼が旅先で書き溜めたスケッチブックや、奥さんが郁夫に随伴して書いていたといわれる日記などがともに展示されていて、そのエネルギーに圧倒され、また持ち帰ったスケッチをもとに、彼の記憶と感覚で一気に描き上げたであろう手腕には感服した。

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