広島へ

 昨年末から、妻が広島へ行ってみたいと言っていた。厳島神社と原爆ドームを、自分の目で観たいと。私は新卒の年に、会社の出張で山口県のコンビナート現場に行った時の往復の途次に、寄って観ている。
 9日の午後のJALで広島へ。使用機の到着遅れで、10分遅れで離陸。2時間10分ほど下が全く見えない雲の上、高度13,000メートルのフライトで、夕方に広島空港に到着。リムジンバスに乗って40分弱で広島駅新幹線口に到着。予約していた東横インに投宿。
 翌朝、8:30にホテルを出て、広島駅から山陽本線で宮島口駅へ。所要は、記憶では10分程度と思っていたが、実際は28分。宮島口駅から5分程でフェリー乗り場へ。
 フェリーはJR西日本を含む2社で運航しており、私たちはJRの往復切符で乗船した。空は快晴だが空気が冷たい。厳島神社の海中の大鳥居が見たくて、外の右側に立った。
 島の埠頭までは所用10分。フェリーへの車の出入り口は前後にあり、後部から乗って前部から降りる。ほかの地域の大型フェリーのような、港でのターンはない。

 大鳥居の周辺は潮が差していたため、足元までは行けなかった。神殿は回廊形式になっており、いつもテレビ等で観る通りだったが、回るのは一方通行になっていた。途中の正殿でちょうど結婚式が行われていて、私たちは正面から拝見することができた。

 広島駅へ戻り、名物の広島焼きを楽しむ。私はやはり名物のカキ入り、妻はイカ入りのものを焼いてもらっていただいた。
 その後タクシーで平和記念公園に行く。平和の門の北側に原爆による遺品の陳列をしている祈念館があるが、改修中で閉館。国際会議場との間を抜けると平和公園。献花台の向こうにアーチがあり、その奥に『平和の灯』と原爆ドームが見える。ドームの裏側に回ってみると、『慰靈』と彫られた自然石が建てられていて、初めて知った

 『平和の灯』のうしろにあった『原爆の子』の像が、折り鶴を抱えた姿で印象に残った。その奥のハウスには、人々から寄せられた何百という千羽鶴が飾られていた。
 宮島と平和公園とで、数種類の鳥たちに出会った。広島のスズメは、関東や札幌のスズメほどには、神経質に人を恐れて逃げてしまうようなことはなかった。

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