冬の円山動物園にて

🐍 札幌の円山動物園で、私達の参加している『北海道爬虫両棲類研究会』の第8回大会が開催され、妻と聞きに行ってきた。この動物園の入場料は700円だが、65歳以上は無料になる。25日の午前中は、アオダイショウとキタサンショウウオの樹脂製の白い根付に色付けをする教室を開催し、大人と子供の約20名が集まって楽しんだ。
🐍 26日は朝から夕方まで研究発表会と総会があり、発表会には40名近くが参加した。私が特に関心を持ったのは、国内移入種であるアズマヒキガエルの話で、もともと北海道には居なかったはずのこのカエルが、最近北海道南部から中北部に生息域を拡げているとのこと。同じような水域に産卵する在来種のエゾサンショウウオやエゾアカガエルの卵が先に孵化して、孵化したての泳げないアズマヒキガエルの幼生を食べると、毒性があって死んでしまうのだとか。

🐤 昼休みに建物の外へ出ると、にぎやかな小鳥の声がする。園内のナナカマドなどの樹に、100羽ほどのキレンジャクが群れて、あちらこちらの樹に飛び移っていた。3年ほど前に、自宅近くの林でヒレンジャクの群れに出会って以来だった。

🐗 園内を歩いていてさらに驚いたのは、屋外の雪の積もった柵の中に、5~6頭のカンガルーが放されていたことだった。私の固定概念としては、カンガルーとは熱帯サバンナのような乾燥気味の所に棲むものと思い込んでいた。だから、あまり活発に動いてはいなかったものの、こんな雪の積もる屋外に居たので、いささか面食らった。

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