十勝岳連峰

 今日は、妻の希望で上富良野町のファームレストラン『あぜ道より道』まで車を走らせた。行きは一般道路を走り、先日アメリカ人を案内した原生林に寄って、エゾフクロウのつがいの存在を確認した。今日は他に誰も見に来ていなかった。富良野市を過ぎ、上富良野町に入ると、十勝岳連峰が右手に迫ってくる。十勝岳の火口から、弱い噴煙が上がっていた。

IMG_0366-540_360 十勝岳連峰

IMG_0365-540_360 十勝岳火口の噴煙

 上富良野町の広大な農業地帯に入ると、道路、それも農道が一直線に伸びていて、ずっと向こうに波打ちながら続いている。畑はもちろんまだ雪の下で真っ白だが、ところどころに長いビニールハウスが並んでいる。

IMG_0388-540_360 波打つ農道

 交差する道路は、500~700メートルごとに1本で、それも二車線の舗装農道である。例年より雪がかなり少なく、道路はほぼ乾いていた。私達の自宅からほぼ130キロの位置に『あぜみちより道』はある。途中での30分ほどの寄り道を含めて、ほぼ3時間半で到着した。

IMG_0377-540_360IMG_0376-540_280 あぜ道より道

 さすがに冬だけあって客が少ないので、5人の共同経営の小母さんは、交代で1人だけ出勤し、あとは調理場に初めて見る男性、そして若い女性がウエイトレスをしているのみ。客は他に女性4名のグループだけで、どうやら近くの農家の主婦らしく、当番の小母さんと話していた。その小母さんが私達のことを覚えていたらしく、挨拶に来て近況を話してくれた。さすがに今は保存のきく野菜しか出せず、ハウスで栽培しているミズナなどをメニューに載せられるのはもう少しかかるという。
 妻は野菜カレーのセット、私は手づくりベーコンのカレーのセットを注文。普通のカレーほどドロリとしてはおらず、かといって札幌名物となったスープカレーほどゆるくもなく、大き目の野菜(じゃがいも、にんじん、たまねぎ、ダイコン、から揚げした南瓜のスライス)がゴロリと入り、キャベツも少し入っていた。
 デザートは小豆のかわりにかぼちゃの餡で包んだ小振りのおはぎで、コーヒーによく合った。このおはぎには紫色のかいわれダイコンがアクセントに載せてあった。味は普通のかいわれと同じであった。そういえば、ここでは紫色のブロッコリーや紫色のレタスを食べたことがあり、こだわりがあるのかなと思った。
 札幌への帰りは、通勤時間帯でETCでの高速道路料金が半額近くになるので、三笠インターから道央道に載って帰ってきた。夕方から天候が悪化するという予報だったが、高速道路でも少しハンドルを取られかけるほど強い横風が時々吹いていた。路面は乾いていた。自宅までの所要時間は2時間半であった。

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