大阪のたけのこ

 大阪に住む友人・TS君から『食べ余すので、処分してほしい』と言う伝言と共に筍が送られてきた。規模は分からないが、 自宅の土地に竹林があって、毎年筍が取れるのだそうである。
 そう、ここ10年近く、私に気を遣わせまいとして、『たくさん採れて、もったいないから好きなら食べてほしい』と送ってくれるのだ。 私は筍が好きだから、いつも喜んでいただく。特にTS君は昨日の朝に電話をしてきて、きょうの私たちの在宅を確認してから、 掘り出して送ってくれた。灰汁抜きのための米ぬかまで同封してくれた。

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 彼からは、昨年の秋に、やはり自宅で採れたからと、柿と、奥さん手作りの干し柿を送ってくれた。我が家にも細い柿の木があり、 毎年まばらに柿の実が成る。いつもは鳥が啄ばむままにしておいたのだが、昨年MAMがTS夫人に聞いて2個だけ吊るしてみたら、そこそこ甘い干し柿が出来た。
 TS君とは、学生時代に2年間、同じ下宿で過ごした。学校の学部が違い、年齢も私より少し若いが、ここにあと3名ほどの同宿生が加わって、勉強以外でよく遊び歩いた。ワルはしなかったが、かといってそう真面目でもなかった。
 卒業してから共に異業種に就職し、彼は大阪へ、私は東京から札幌へと居を移し結婚したが、 お互いが相手の土地の近くへ出張したときには、相手の自宅に泊まって旧交を暖めたものである。 ただ彼の住まいの規模までは確認していなかった。
 卒業してから40年近くなる。お互いに途中色々の生活があり、ともに定年を迎えて生活が変わってきた。 一緒に遊んだ仲間もそれぞれ全国に散り、うち1名は早世されたという。今後はそれぞれ現状報告や励ましをしながら交流していきたい。

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