♣ 21日夜、藤沢探鳥クラブのお仲間、Uさんから「オガワコマドリを観てきたよ」と、たくさんの写真を添付したメールが届いた。
♣ この日の午後に左目の手術を受けたばかりで、ほいほいと出かけるわけにいかず、鳥も数日で抜けてしまうことが多いので、半分あきらめていた。
♣ ところが、ネットで調べて見ると1月下旬からここで見られているらしい。昨年の2月後半にも記録がある。そこで、きょう、思い切って出かけて見た。
♣ 東横線の綱島駅近く、鶴見川の大綱橋上流左岸に、100人ほどの人が集まっている。堤防の斜面にズラリと並んで、それぞれ”バズーカ”と呼ぶ望遠レンズを付けたカメラや望遠鏡を三脚の上に載せて、河原の流れの方に向けている。鳥の来る場所に近すぎることで、ここでも鳥にストレスを与える”マニア”の無作法を見た。また”餌付け”をしているらしいという話も聞いた。
バード・ウオッチャーたち(写真:DAD 2006.02.25)
♣ カメラや望遠鏡の向きが若干ばらばらなので聞いて見ると、きょうはまだ現れていないという。天気が良くて暖かかったが、現れるかどうかわからないのであきらめて帰ろうとしたとき、「来たっ!」
♣ ちょうど私たちのすぐ前のヨシの根元に、ひょっこりと降りてきた。先日写真で見せてもらった個体であるが、私たちは初めて出会ったのである。距離は10メートルほど。あまりに近く、嬉しくはあったが”餌付け”されて慣れすぎているような気もした。あまり移動しなかったので、双眼鏡で5分ほどじっくりと眺めて、満足して帰ってきた。
♣ 帰宅してUさんにお礼の電話をすると、藤沢探鳥クラブの仲間も何人か観に行ったそうである。また横浜市内にアオシギが来ているという、あらたな情報も教えてもらった。