上富良野・「あぜ道より道」

 妻が、最近テレビで紹介されていたレストランに行きたいと言い出した。最近の全国テレビ番組『旅の香り』と、地元番組『イチオシ』で紹介された「あぜ道より道」という店だと言う。場所は上富良野町。カーナビに住所を打ち込んで出発。岩見沢、三笠、幾春別から桂沢ダムを抜けて富良野盆地へ。富良野市の北西で、一直線の道路に1キロおきにしか交差道路がないという田園地帯にポツンと店はあった。

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 車が7~8台来ていて、1階は満席。2階に席が取れた。妻は野菜カレー、私はポークカレーを注文。どちらも具が大きく、また私たち好みでくどくなく、とても美味しかった。運営する農家のおばさんたちの客あしらいはまだぎこちないが、それなりに一生懸命なので私には好ましく思えた。

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 帰り際に少し空いたので話を聞くと、テレビに取り上げられたことで一気に来客が増え、対応が間に合わなくなりそうなので、来週7月31放送予定の全国版『元祖でぶや』の取材の後、他局の取材要請は辞退していると言う。
また地元の季節的な新鮮な野菜でメニューを作るので、2~3日前まではまだジャガイモが収穫できず、皆さんに食べていただけなかったと言っていた。同じ野菜カレーでも、時期によって具材がかなり変わるのだとか。
 カレーライス(私的にはライスカレー)一杯のために往復約270キロを走ったことになるが、妻にも充実したドライブになったようである。帰り道に芦別市の緑泉町に回り、私が非常勤講師を委嘱されている星槎(せいさ)大学の校舎を、妻に見てもらった。

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