藤沢探鳥クラブ

 藤沢市、鎌倉市、横浜市などの自然愛好家が集まって、バードウオッチングを中心とした同好会が始まったのは1979年頃のことであった。くちコミや行政の広報、地域のケーブルTVによる紹介などがあって、今では在籍会員150名の大所帯になった。メンバーの中には、鳥はもちろん、昆虫、植物などに詳しい人も居て、探鳥会となると和気あいあい、楽しくやっている。

2-kawasemi藤沢市の鳥・カワセミ

 クラブの探鳥テリトリーは神奈川県全域に広がっており、そのうちの1か所では、ここ20年以上毎月1回、悪天候の日を除いて定期的に探鳥しているので、季節的な変化や経年変化など、結構なデータが集まっていて、日本野鳥の会神奈川支部に報告している。
 このほかに、2001年度は藤沢市の委託を受けて1年間、毎月または隔月で藤沢市内36ポイントの野鳥観察を実行し、その記録を提出した。藤沢市内を除いた県内の主要な探鳥地は、グループ単位で逗子の長柄、丹沢の谷太郎林道、西丹沢の谷峨方面、酒匂川流域、箱根仙石原などで観察しており、時として鎌倉山、城ヶ島、高麗山などへも出かける。
 県外では、グループ単位でほぼ毎年、千葉県の谷津干潟、長野県の戸隠・越水ケ原、愛知県の伊良湖岬などへ探鳥に出かけている。神奈川県内では、探鳥のほかに稀少鳥類の保護活動、鳥の巣箱架けを行っているほか、近隣のほかのグループと一緒に、自然保護のシンポジウムへの参加、子供達の自然観察教室への支援など、活動領域が広がっている。
 また鳥を探すことだけでなく、藤沢市南部に残された公園後ろの小山の道を定期的に歩いて、主に植物や昆虫の季節的な変化を楽しむグループもある。ほかに植物をスケッチするグループもあったが、リーダーの方が多忙になったため、今は一時中断している。

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