ツユクサ

 ツユクサの仲間は、初夏の頃からよく咲いていた。ツユクサは淡青色の大きな花弁が2枚と、白い小さな花弁1枚からなり、長いメシベ1本に長いオシベ2本、短い飾りオシベ4本がある。花が開く前は帽子のような半月形の苞に包まれていることから「ボウシバナ」とも言い、日本全土に分布する。

DSC09334-540+360 ツユクサ( ツユクサ科ツユクサ属 )

 ムラサキツユクサは北アメリカ原産の多年草で、株分けで広まった。3枚の同じ大きさの淡紫色の花弁が3枚あり、薄くて弱い。オシベが多数着き、よく目立つ。中学生の時、植物細胞の観察に、この花の中にある花糸(細胞が大きい)を利用した。

DSC09354-540+360 ムラサキツユクサ( ツユクサ科ムラサキツユクサ属 )

 この他に、葉の幅や花弁が大きく、苞の短いオオムラサキツユクサがある。これには栽培品種と思われるが、花の色がピンクのものや白いものがある。

DSC09353-540+360 オオムラサキツユクサ( ツユクサ科ムラサキツユクサ属 )

 これらツユクサの仲間の花は地味で楚々としているが、たくましい植物である。

カテゴリー: 季節, 日々つぶやき, 自然, 花・植物 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA