たばこロゴライター

 1985年以降の専売制度改革、輸入タバコの関税廃止、日本たばこ産業㈱の株式上場など、タバコ市場を廻る環境は大きく変わってきて、タバコの販売にもサービスが展開されるようになってきた。
 そのサービスのひとつが景品つき販売で、タバコを2個から5個セットにして、それぞれにそのタバコのロゴつきライターを景品として付けるようになり、時期ごとに銘柄を変えては発売していた。
 デザインは、いわゆる100円ライターの形がベースで、その断面は楕円型、角型、卵型などいろいろあった。飾るときは立てて並べていたが、中には全体にまるっこくて、寝かせる以外に飾りようのないものもあった。

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 私がまだタバコを吸っていた頃、そのロゴつきライターがほしくて、セットタバコをよく買ったものである。タバコをやめる頃には、このロゴつきライターも30種類以上になっていたであろうか。
 あたりまえのことであるが、1996年6月にタバコをやめてからは新しく手に入らない。今でもタバコの新製品が発売になったりすると、ロゴつきライターと一緒にして売っている。ライターだけほしいけど、タバコがついてきちゃうしね。タバコをやめたという自尊心もキズつくし……。
 禁煙した時点でこれらのライターは人にあげてしまった。上の写真のライターは、このページの作成のために親しい方から最近拝借したものである。

(2003.08追補)
 お盆が明けた先週末、上記のライターを差し上げたTさんから、そのライターが届けられた。
 Tさんは私からライターを受け取って間もなく心筋梗塞にかかり、血管の移植手術で一命を取り留めたものの、医師から喫煙をきつく禁止されたという。以来懸命の努力で禁煙に成功し、喫煙用具も奥さんが捨てようとしたとき、このライターだけは私への気兼ねもあって残しておいたという。
 子供さんとネットサーフィンしていたとき、たまたまこのHPに出会い、これはきっと私が管理するページに違いないと、電話してきてくれた。そして「これらのライターも掲載してやって欲しい」という伝言と共に届けられたのである。数えると63個あり、上記の記憶の倍以上あったことになる。

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