♠ 昨日このブログでウツギについてアップし、ウツギは枝の芯が空洞になっているので『空木』と呼ばれるのだと書いた。それを書きながら、最近、市内のスーパーマーケットで『空芯菜(くうしんさい)』という葉物野菜が売られるようになり、その切り口が空洞になっていることに思い当たった。
♠ そして、3年ほど前に東ティモールの試験農場(農業研修センター)で、『カンコン』と呼ばれる茎芯の空洞な野菜を見たことを思い出し、きょうネットで検索してみると、『空芯菜』と『カンコン』とは同じ物であると分かった。
東ティモールの試験農場で栽培されているカンコン(空芯菜):2005.03
♠ この試験農場はオイスカの支援で旧インドネシア時代に開場された。私たちが訪問した頃の場長と、この写真に映っている青年は、日本で1年以上研修を受けた経験がある。
オイスカのホームページからhttp://www.oisca.org/about/
「オイスカ・インターナショナル(The Organization for Industrial, Spiritual and Cultural Advancement-International)は、『すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界』を目指して1961年に設立されました。本部を日本に置き、現在26の国と地域に組織を持つ国際NGO(非営利組織)です。」
東ティモール中部の町マリアナのマーケットで売られていたカンコン(空芯菜):2005.03
♠ ネットの中に、「この野菜は水辺や水中でも育つため、水に浮きやすいように茎が空洞になっている」と書かれている。この空芯菜は、東南アジアや中国南部で広く作られ、主に炒め物として食べられている。日本では若い茎をサラダとして食べ、この種子も販売されていて、育てやすいのだとか。
私も友人に紹介されて、オイスカに毎月僅かですが協力金を送っています。
会合にも数回出ましたが、本当にボランティア精神で皆さんが一生懸命活動されているのに感動しました。
植林などには協力したいのですが、なかなか出来ずにいます。
オイスカの名が出ましたので一言です。
鎌倉のお友達さん、こんばんは。
オイスカを理解する方がおられて、嬉しいです。オイスカはおもにアジア・太平洋・南アメリカで、農林業を通して生命や生活のための環境整備を促進するべく、東京に本部を置いて活動しているそうですね。
あの東ティモールの研修センターも、その後の内戦勃発による大きな損害は何とか免れたものの、国民の分裂によってまだ完全には回復できていないようです。
あの時カタコトの日本語で、東ティモールの農業について一所懸命に話してくれたあの青年のいきいきした顔が思い出されます。