巨大地震、その後

地震の状況を伝える昨日と今日の北海道新聞

 11日以来、東北地方・関東地方の太平洋沖や長野県・新潟県の内陸で強い地震が頻発している。津波に関する予報域は狭まり、最大でも「注意報」になった。しかし特に東北地方の津波被害による消息不明や安否未確認者は数万人と言われ、救助隊もどこから手をつけたらいいのか、混乱しているようだ。
 福島第一原子力発電所では1号機がメルトダウンによる爆発があって、海水による冷却を始めており、きょうになって3号機でもメルトダウンを起こしかけているという。
 なお、夕刻には今回の地震のエネルギー(マグニチュード)が8.8から9.0に修正された。また今回の広域にわたる一連の地震を、「東北地方太平洋沖地震」、「東北・関東大地震」、「東日本大地震」とマスコミによってまちまちの表現となっている。被害の全貌が明確になるには、まだかなりの期間が必要になるだろう。
 韓国、ニュージーランド、アメリカ、ドイツ、スイスなどから救難隊が駆けつけており、ほかに50以上の国と地域から救助隊の派遣の意向伝達や義捐金提供の話がきているという。
 国内でもボランティア活動の申入れが殺到しているが、受け入れ態勢が整わず待ったがかかっているという。海外からの支援部隊の受入れもどうするのか、国は早く方向付けをしてほしい。国会では、野党も「全面協力を惜しまない」と口では言いながら、臨時予算編成に必要な審議は先延ばししようとしている。与党も野党も、今回のこれは『国難』であると言う意識を忘れないで一致協力してほしいものだ。

※ 津波による被害と福島第一原発の放射能漏れによって、歴史的大災害となり、死亡・行方不明者も2万人近くに達している。また余震も半年以上続いており、対応の遅さから政変にもつながった。(2011.10.02追記)

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