いま札幌では

 東北・関東大震災から9日を経過した。死者・行方不明者が2万人に近づいているというこの日、瓦礫の中から生存者が2名救助された。16歳の男子高校生とその80歳の祖母。よく頑張った。原発の状況も、地上からの放水でやや好転したとはいえ、まだまだ予断を許さない。表舞台で活躍する自衛隊や東京消防庁の特務隊の人たちの命がけの防備活動には「感謝」の一言しか無いが、その陰で事故発生当時から放射能を浴びながら黙々と作業を続けている東電の社員や、下請業者の作業員がいることを忘れてはならない。
 被災地で不足して困窮している食料や生活物資が、まだ流通機構がしっかりしているはずの東京・南関東方面で市民がスーパーなどに買占めに走っていると言う。それぞれの経験やら思惑があってのことだから評価・批判はできないが、何ともやりきれない思いである。
 驚いたことがある。きのう、市内西区に住む娘から、近くのスーパーで米の在庫が切れていたと連絡があった。札幌でもか!と驚いた。今朝、自宅近くのスーパーに行って見ると、米は普通どおりに積み上げられていた。娘に買っておいてやろうかと電話すると、むこうでもすぐに入荷してきたと返事がきた。

DSC04604-540_405きょうの窓際族

 札幌では、きょうは天気がいい。おなじみの窓際族は、上京中は暖房を弱にして厚地のカーテンをかけておいたため元気であった。右側の背の高いのはアボカド。鉢土から125センチと、この3か月で40センチも伸びた。間もなく天井を壊すことを考える必要がありそうだ。
 その左隣でこんもりしているのは、ストレプトカーパス。この3か月で次々と花を咲かせ、きょうの花の数は40個。左端は昨年夏に100円ショップで求めたパキラで、これもこの頃ぐんぐん新芽を出している。被災地に対して、私達が自分からは何の手出しもできない歯がゆさのなかで、この窓際族にはほっとさせられる。
 私たちは最近あまりなりふりをかまわないから、寄付として贈れるようなまともな衣料品はない。せめてもと思いついて、ネットからフォスタープラン協会に寄付金を申し入れた。あさっては日本郵便から日赤にも送ろう。いま私たちに出来るのはそのレベルだから。

カテゴリー: やれやれ・・・, 天候, 季節, 日々つぶやき, 花・植物 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA