風の雪あそび

 1月10日からの気温が、プラスにならない真冬日が続いている。とは言っても、自宅の近辺では14日のマイナス11.3℃がこの冬の最低気温で、ひと頃よりは高めである。
 先日大晦日の前日に、少し湿っぽい雪がかなり積もり、そのあと夜半からけっこう強い風が吹き荒れた。大晦日の朝に共用廊下の窓から見下ろすと、3階建ての駐車場棟の屋根に積もった雪の上に、面白い模様が出来ていた。

IMG_5353-600_400屋根で転がった雪のあと

 気温の低い時に積もったパウダースノーは、雪の結晶が溶けずにそのまま残っているので、雪同士がくっつかず、そこに少し強い風が吹くとふわっと飛んでいく。いわゆる地吹雪になる。しかし気温が少し上がると結晶が少し溶けて、くっつきやすくなる。

IMG_5355-600_400民家の屋根でも

 高めの気温で強い風が吹くと、何らかのきっかけで小さな雪玉ができ、それが風に押されて雪だるまを作る要領で転がりながら、大きくなっていく。途中で風向きが変わると、当然雪玉も転がる方向を変える。

IMG_5359-600_400IMG_5360-600_400風の向きの変化による方向移動

 自宅の近辺では雪の量は大したことがないが、30キロほど東北東の岩見沢では記録的な積雪量になっていて、交通や市民生活に大きな影響が出ている。

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