ヒトリシズカ

 私が若いころ、さほど気にとめて居なかったこのヒトリシズカ。札幌へ帰ってきて、春になるとしばしば見かけるようになって、その可憐さを強く感じるようになってきた。一つだけ取り出して見ても、また多くの花が群生しているのを見ても、なかなか見ごたえがある。

IMG_6096-600_400  ヒトリシズカ( 藻岩山にて ) 
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IMG_6094-600_400ヒトリシズカの葉にやってきたシロトラカミキリ( 藻岩山にて ) だいぶ黄色っぽい

 この花を見ると、義経の妻・静御前が頼朝に捕えられ、鎌倉で頼朝に舞いを所望された時、舞いながら義経を恋うて以下の詩を謡い、頼朝を激怒させた、という伝承を思い出す。
 しずやしず 賤のをだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな
 吉野山 峰の白雪 踏み分けて 入りにし人の 跡ぞ恋しき

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