福島原発不透明

 東電の福島第一原発では、アメリカのカメラ付きロボットでの内部調査が始まっている。この画像による評価は、テレビ局ごとの解説者によってばらばらである。さらに驚いたことに、国の原子力災害現地対策本部の本部長が、災害発生以来のわずか40日の間に6名も交代しているとか。
 都合のいいときの天下りには我も我もとしがみつくのに、都合の悪い時にはさっさと交代していく。また、国の原子力行政に関して幾つもの組織があるのに、その幹部クラスが現地を確認に行ったのは事故発生後5週間後にやっと1人が出かけただけ。こんな時になっても、官僚臭が強烈である。現地で責任感を持って処理に当たっている東電の現地社員や、下請業者の作業員、自衛隊、警察、消防関係者の劣悪な労働・生活環境をマスコミももっとアピールすべきではないか。

DSC04733-540_360近所の庭で咲き始めたプリムラ

 きょう、政府は福島第一原発から20キロ圏内を立ち入り禁止区域にした。避難民は強制退去であるばかりでなく、家財を取りに行ったり、家畜を処置するために戻ることも出来ない。東電が避難民1世帯に見舞金として100万円を支払うと言ったのは、もう3~4日前だったが、まだほとんど支給されていないようだ。

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