ダイコンを間引く

 上富良野のT夫人は、足の手術を受けるため27日に入院するということで、26日、家族総出でトウキビやカボチャの収穫に当たっていて、電話で「お宅のトウキビも、もうぱんぱんに実っているよ。遅れると硬くなってしまうよ」とアドバイスしてくれた。実は25日にも少し収穫してきたのだが、その連絡があったので、ほかにも畑でやらなければならないことがあるため、きょう(28日)、また車を飛ばして行ってきた。
 T夫人はすでにきのう入院されたが、夫人のお母様の話では夫人は収穫したトウキビを生のまま包丁で実をそぎ落とし、それを小袋に入れて冷凍してしまったそうである。
 T家へ向かう途中の稲田では、この8月後半に何度かあった集中豪雨と強風のため、一部でイネが倒されていた。幸いなことに実入りがよく、田の水も抜いてあったため、降った雨もすぐ排水されて、収穫にはひどい影響がないとのことだった。

DSC03645-540+360雨と風で倒されたイネ(8月28日)

 トウキビの収穫のついでに、ダイコンと小カブの間引きをした。これらは害虫の少なくなる8月中旬にタネを蒔いて、霜の下りる前の10月上旬に収穫出来るとのことで、またうっかりと、袋に入っているタネを全部蒔いてしまった。蒔いたのは8月16日で、30センチ間隔に3粒ずつ蒔いた。24日に見たときは、既に双葉になっており、28日には本葉が出ていた。それを1か所1本になるように間引いた。

DSC03646-540+270ダイコンの間引きの前

DSC03648-540+270ダイコンの間引きのあと

 上の写真でも分かるとおり、私たちに馴染んだ黒のラブラドール犬がついて歩き、肉球の踏み心地がいいのか、耕運した所を歩き回ってくれる(苦笑)。ところでこれも、一斉に収穫になったらえらいことだ。T夫人には、保管の秘策があるようだから、後日病院にお見舞いに行って、聞いてみよう。なお、ミニキャロット(5~15センチ)をわずかだが収穫した。この場所は私たちの耕運がいい加減で、土塊が十分にこなれておらず、またタネのスジ蒔きも密集しすぎていたこと、間引きが遅れたことで、これしか採れなかった。

DSC03654-540+360ミニキャロット

 T夫人の手術は30日とのことで、ご主人にその方法の説明を聞いたが、骨をボルトで縫い合わせるとのこと。考えるだけでぞっとする。手術前にお見舞いに行くと、緊張を高めるだけだと思い、手術後に行くことにした。
 トウキビは足が早い。つまり収穫してからなるべく早く食べないと、一気に「旨み」が落ちる。できれば畑で火を起こして大鍋で湯を沸かし、塩を入れて、収穫したものをサヤ皮ごと茹で、その場で食べる。それが一番美味しい。今回、私たちにはそんな芸当も出来ないし、遠くの人にクール宅急便で送っても不味いものになってしまうので、収穫したものを札幌へ持ち帰り、一部はそのまま、また残りは夜中の3時までかかって茹であげ、娘と息子の所へ持参して、彼らの知人のところに配ってもらうことにした。

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