♣ 富良野方面では、先日引き上げてきてからずっと雨がちだったようだ。畑のその後が気になって行ってきた。
7月13日(火)
♣ 自宅での雑事を済ませ、9時過ぎに出発。道央道を下りて、久しぶりにエゾフクロウのポイントへ寄ってみた。しかし、いつもの営巣木の洞には入っていなかった。この営巣木のすぐ前に住む婦人が声をかけてきて、あの愚かなカメラマンの事件以来、全く来なくなってしまったと言う。そこへまた札幌ナンバーの車で来た人も「あれっきり来ないねぇ」と残念そうに帰っていた。
♣ 富良野の畑では前々日に大雨が降ったとかで、水が流れた跡があちこちにあった。しかし比較的水はけが良いせいか、作物への影響はほとんど無かった。驚いたのは、6日前に引き上げる時、15センチほどの長さで、まだ収穫には早いと思っていたズッキーニが、40センチちかくに成長し、まるまると太っていたことである。
♣ ほかに、早くに苗を植えてさんざん虫に食われたミズナは、成長してきたトマトの陰になってきたので、やや小振りだが残った5株ほどを収穫した。 前回は間引いた二十日ダイコンを洗って食べたが、正式な収穫としては今回が初めてである。もっとも、このミズナもズッキーニも、T夫人から分けて頂いた苗を育てたものだ。
♣ 畑は、やはり高温と雨のせいで雑草が増えていた。エビスカボチャ、ナガチャンカボチャはそれぞれ1株に1つずつ小さな実がついていたが、育つかどうかは分からない。T婦人に分けて頂いて植えたソーメンカボチャの苗は、6個ほど実がつき、2個は長径15センチほどになっていた。
♣ この日は、何となく疲れが出てきたので、カップラーメンなどで夕食を済ませてからフラヌイ温泉に行って、温まってきた。コンテナハウスに戻って、22時に就寝した。
7月14日(水)
♣ 朝6時に起床。トイレを借りにTさんのお宅に伺うと、裏口の前の湿った所にコーギー犬が横たわり、そばでもう一匹のふさ毛の犬がクンクン鳴いている。よく眠っているようにも見えたが、どうもジメジメした場所に横たわっているので、よく見ると、コーギー犬は既に死んで、硬直しかけていた。T婦人に知らせ、陽が当たっているので板の上に乗せ、覆いを掛けておいた。午後に、娘さんが来て芝生庭の一画に埋葬した。
♣ このコーギー犬は、2年前に札幌の保護施設から貰い受けてきたとかで、今は7歳前後だったとか。他にもその施設から、薬殺寸前だったダックスフンドなど、わけありの犬を全部で7頭飼っていた。数日前にも、15歳ほどの年齢になるむく毛の犬が死んだばかりとのことで、婦人は落胆していた。残った5頭は、警戒心が強くよく吠えられたが、最近はすっかり馴染んできている。特にバーニーズマウンテンドッグと思われるセントバーナードほどの大型犬は、私たちに擦り寄ってくるほどよく馴れてきた。
”セロリ” T家のハウスで余っていた70株程を頂いて全部植えてみた
♣ 昼に、Tさんと少し話した。T家の牧草地は山の斜面にあり、刈り取りやロール作りなどの機械類は、平地よりは大型の物が必要なのだそうだ。またこの雨続きで、刈り取った牧草を自然乾燥させないとロール作りがうまくいかないそうで、明日の雨の予報に「困った」と言っておられた。
♣ 今日は牛舎前で残っていた部分の雑草を取ったが、私がなんとも疲れが取れず、グダグダとしてしまったのと、娘に頼まれていた店舗改修工事のスケッチも気になっていたので、思い切って札幌へ帰ることにした。16時過ぎに出発し、娘の住まいに寄ってズッキーニなどの一部の処分を頼み、19時半ころに帰宅した。
7月15日(木)
♣ 朝7時半に起床。札幌の天候は曇り時々晴れ。富良野の天候が気になっていたので、12時近くにT婦人に電話を入れて様子を聞くと、「降らなかったよ!仕事はうまくいってるよ!」と元気な声が返ってきてほっとした。