ハクチョウ、故郷へ

 今日、札幌の北方でいつも見ていたフクロウの営巣木を見に行ったが、いつもの樹洞には、なにも居なかった。近所で、いつもこのフクロウを見守って、保護してくれていた人に出会ったので少し話を聞いた。昨年オスを交通事故でなくしたあと、今年は新たなオスがやって来て、つがいを組みそうな状況だったそうだ。
 ところが先月中ごろに、2名のカメラマンが来て、昼間は目をつぶっているのがあたりまえなのに、眼を明けた写真が撮りたくて、1人がカメラをかまえ、もう一人が雪つぶてを巣穴の近くにぶつけたそうだ。そのとき驚いた2羽は飛び去り、メスは帰ってきたがオスは1~2度見かけたものの居ついてはいないとか。話してくれた人は、そのことを非常に憤慨していた。私も、この手のカメラマンが多いことに悲しい思いをしている。

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 その話を聞いている時、上空をハクチョウの一群れが鳴き交わしながら飛んでいった。行く方向には、ハクチョウやガンなどの渡りの中継地である宮島沼があるそうだ。ちょうどここの上空が、ハクチョウの渡りのコースで、ここ数日多くの群れが渡っていると聞いた。宮島沼で一休みしたあと、シベリア方面に帰るのだろう。

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 そのあとで上富良野まで行ってきた。途中で、モズが電線に止まっているのに出会った。北海道へ戻ってきてから、モズに出会うのは初めてである。いつもの「あぜ道より道」の2階の壁には、モズの若鳥が2羽、寄り添っている写真が貼ってあった。

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ハクチョウ、故郷へ への2件のフィードバック

  1. 鎌倉のホシガラス のコメント:

     昨年ご案内頂いた、あのフクロウが昨年は連れあいを亡くし今年は心ないカメラマンに迫害されて可哀想に飛んだ災難です。
     最近の鳥を撮るカメラマンは単に珍しい鳥を撮るだけで鳥の知識もなく理解も無く傍若無人に振る舞うのには本当に腹立たしい思いです。団塊の世代で退職した連中が退職金で長焦点の望遠レンズを買い込み面白半分に鳥を撮る姿には軽蔑以外の何もありません。
     鎌倉でも最近珍鳥が出て、狭い場所に200人ぐらい集まり、その為に鳥は餌も採れずに追われて可哀想でした。こんな事が鳥を見にくくさせてもいます。それが判るまで待つしかありませんか?情けない事です。鳥の撮影は専ら待つのみです。
     宮島沼は懐かしいです。江別の友人が元気な時に一緒に行ってオオハクチョウやガンカモの群れを見た想い出があります。
     そんな時期になったのですね。御地も間もなく春ですね。お元気でお過ごし下さい。

  2. とくべえ こと DAD のコメント:

    コメントをありがとうございます。
    私達は、今年は上富良野へしばしば行くことになるので、例のフクロウの居場所近くを通ります。通るつど、立ち寄って見守ってやりたいと思います。
    宮島沼へも、1度は行ってみたいのですが、時間が取れるかどうかわかりません。もし行けましたら、ブログでご報告しますので、見てやってください。

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