ブラック・アイスバーン直前

 ここのところ、ある講習会の資料作りで1週間ほど缶詰め状態だった。仕事が一区切り付いたとき、妻が買い物に誘い出してくれた。車で自宅から5キロほど南のスーパーマーケットへ出かけた。気温は4℃ほどだったが、ずっと小雪がちらついていた。ここのところずっと気温が高いので、降り積もって道路わきに積み上げられた雪が溶け出し、アスファルトの表面を流れて濡らしている。

DSC02071-540+360 石山通りを北へ 南27条付近

 路面に水が溜まっているようには見えないが、先行する自動車の車輪が弱く飛沫を巻き上げている。今日はこのあと、夕方から急激に冷え込んだ。この路面の水分も、夜にはこのまま凍りつくだろう。雪が踏み固められて凍りついたものをアイスバーンと呼ぶ。だがこのようにアスファルト表面の水分が凍ったものを、ブラック・アイスバーンと呼んでいて、車を運転する上で最も危険な状態である。見た目が黒いから、舗装が表れている、と安心してブレーキのタイミングを誤ると、大きくスリップする。
 ところでこのアイスバーンというのは、ドイツ語だということを、今日初めて知った。英語の辞書をいくら探しても出てこない。娘が成人の日の記念品でもらってきた『カタカナ新語辞典』で見て、ドイツ語”eisbahn”(凍った斜面)であることを知った。ということは、ブラック・アイスバーンというのは英語とドイツ語の組合せだったのか。ドイツ語で「黒い」というのは、”schwarz”(シュヴァルツ)である。

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