20日から東京へ

 20日から22日まで、東京・池袋駅西口へ行く。建設関係のある国家資格のビデオ講座の収録のためであるが、もう20年以上も続いている。最初の頃はアナログのテープ録画で、顔出し時間が長いと、途中でちょっと言い間違えた時に、その部分の冒頭から延々と撮り直しになって、2時間ものの講座を収録するのに2日はかかっていた。いまはデジタルでH-DVD収録であり、かつパワーポイントの図の説明が多くなって顔出しが減ったうえ、切貼りと部分的なアフレコ修正でしのげるため、相当に楽になった。
 最近の構造設計の偽装問題で世の中が大きく揺れたが、そのために建築基準法、建築士法、建設業法が次々と改正になり、年に一度は訂正撮りに行かなくてはならない。来月の中旬には、労働基準法と労働安全衛生法の収録で、また東京に3日間ほど出かけなければならない。テレビ自体がデジタル化し、画面も横長になったので、それに合わせての修正も必要なのだそうだ。
 いま、初めの頃のVHS-ビデオを見返して見ると、私も若かった。髪は厚めで黒々としており、額や頬のしわや目の下のたるみも浅かった。声の張りはあまり変わらないと思うが、自己判断なので不明確だ。古いビデオを部分修正するときは、背広もネクタイも当時のものを取っておき、また髪型もあまり変化がばれないようにしなくてはならなかった。部分アフレコにすると、声の張りや高さが微妙に変わり、前後の声を聞かせてもらって合わせないと、途中で急にトーンが変わって違和感がある。さすがに最近は、5年以上経過した作品は総撮り直しになるようだ。
 また法令の中の数値が変わったりすると、私のしゃべっている画像はそのままにして、声だけ吹き込むことがある。そうすると口の動きと話している言葉が明らかに違っていて、自分ではひどく違和感を感じたものだ。最近は日本のテレビドラマなどを観ていて、「あ、アフレコだ」と気付くことが多くなった。

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20日から東京へ への1件のコメント

  1. ☆KEEP BLUE☆ のコメント:

    おはようございます。
    ちょくちょく、仕事中に見させてもらってましたが
    初コメさせて頂きます。
    また、参考に、時間のあるときにゆっくりよらせてもらいます。
    それでは失礼します。

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