早稲田で遊ぶ

 きょうは、私の旧友であるN君のお宅を訪ねて、東京・新宿・早稲田まで行ってきた。 昨年の秋にこちらの自宅へ遊びに来てもらったのだが、今度はこちらが招待を受けたのである。

 藤沢からJRの湘南新宿ラインに乗って池袋で降り、山の手線に乗り換えて1駅、大塚駅で降りる。JRと交差して駅前を通る都電に乗って、終点の「早稲田」まで行く。私たちが都電に乗るのは、初めてである。
 「早稲田」の停留所にはN君ご夫妻が出迎えてくれていた。N君の自宅で一休みしてから、周辺の公園や緑地を案内してもらった。早稲田一帯は、神田川が大地を削って作った河岸段丘の谷間で、江戸時代以前は湿地帯、 江戸期は田園地帯に大名屋敷が点在していたらしい。

20060403-Bashouen芭蕉苑( ・・かはづとびこむ・・・の古池 )

 N君の住まいの後ろを神田川が流れ、川の両岸に植えられた桜の巨木が川に満開の枝を差し延べていて見事である。まず南岸の甘泉園、水稲荷神社を歩き、次いで北岸へ出て、江戸川公園、椿山荘庭園、芭蕉苑、新江戸川公園をゆっくりと回ってきた。
 どこもいま桜が満開で、ソメイヨシノ、エドヒガン、オオシマザクラ、シダレザクラ、そしてボケ、ヤマブキのそれぞれが、思い切り咲いていて見事であった。最後にまた神田川沿いの遊歩道に戻ったが、折から強い風が吹いて、桜の花びらがさながら”花の嵐” となって雪のように散り、、川面にピンクの墨流しが出来ていた。
 最近N君が手慰みに覚えたらしい「正方形の折り紙で作るふた付き小箱」の作り方を教えてもらい、”東京”と”江戸”の雰囲気を胸に抱えて、 藤沢に帰ってきた。

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