コブシとサクラ

 今日は妻と買い物に出たついでに、市電の車庫の脇から藻岩山の廟塔に登ってみた。登る前の山麓には、あちこちでコブシの花が満開になっている。サクラよりもやや早く花を咲かせるのが嬉しい。

DSC01256-540_360 満開のコブシ

 遠くから見ると白一色で静かな雰囲気だが、そばで見るとやや中振りな花で、賑やかさを感ずる。住宅地の庭ではもう1週間以上前からハクモクレンがチューリップのような咲きかたをしているが、このコブシはそれより少し小さめで、始めから掌をいっぱいに広げたように咲いている。

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 廟塔への階段を登る途中で、階段に座って休んでいる老婦人に会った。話し好きな人で、私たちも少し一緒に自然談義をした。毎日の散歩コースのようであった。

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 廟塔まで上りきって、北へのスロープを降りていくと、ロープウエー駅の近くでほぼ満開のサクラに出会った。種類を同定できるほどの知識がないのだが、このサクラの花は赤味が強いが、エゾヤマザクラなのだろうと思う。札幌の標本木になっているソメイヨシノは、まだ開花していないという。

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 このサクラの向かい側には、咲くのを毎年楽しみにしているヤエザクラがあるのだが、今日はまだツボミのままであった。汗をかくほど気温が上がり、ジャンバーが邪魔なほどだった。
 帰宅してテレビニュースを見ると、今日は南西からの風でフェーン現象が発生し、道東方面の気温が、今日の日本の最高気温を示したという。特に釧路市中徹別(なかてしべつ)で27.3℃を記録し、札幌でも23℃を越えた。今日の日本全国の最高気温記録上位15か所のうち、13か所が北海道東部であった。

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コブシとサクラ への2件のフィードバック

  1. 津金 (藤沢市) のコメント:

    ご無沙汰しています。
    日頃は貴兄のご活躍、このぺーじで拝見しています。
    今年の遊行寺の「こぶし」も綺麗でした。
    さて先日の「神戸大空襲」を拝見し驚きました。 
    記事中に≪「神戸空襲を記録する会」が30年以上も前から、薬仙寺の過去帳等を調べ・・・≫云々とありましたが、当時、この薬仙寺の住職を妻の父(滝口恵光)が務めておりました。
    残念ながら六甲の地(戦災で寺は被災し疎開中)で、空襲にあい8月に死去しました。
    (詳しいことは不明で間違いがあるかも?)
    もし、被災者名簿に掲載されていましたらお教えください。
    お忙しいかと思いますがお暇の折りにお願いします。
    奥様にもよろしくお伝えください。

  2. DAD のコメント:

    津金さん、こちらこそ大変ご無沙汰しております。
    早速ですが、お問合わせの件、「滝口恵光」さんのお名前が、神戸新聞の昭和20年6月5日の罹災者名簿に確かに掲載されております。個人名だけですが、薬仙寺(現・神戸市兵庫区)の過去帳に載っていたもののようです。
    掲載紙は今年の3月17日付けのものですが、後日コピーをとってお送りします。
    驚きました。奥様のお父様が、私の母や弟と同じ日の空襲で罹災しておられたとは。
    詳しくはお電話差し上げます。

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