イスカの嘴の食い違い

 先日真駒内公園のさけ科学館に行った時、私たちの目の前を2羽の赤茶色の中型の鳥が横切って、すぐ近くの松の木に止まった。見慣れない鳥だが、2羽ともどうも嘴の様子がおかしい。食い違っているのである。これは『イスカ』であった。古いたとえ話に、「交喙(いすか)の嘴(はし)の食い違い」というのがあって、どうにも話が食い違って、うまくいかないことの譬えに使われている。少々かわいそうなたとえ話だ。

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  私たちはイスカに出会うのが初めてだったので、ちょっと興奮した。あの嘴の食い違いは、イスカが松ぽっくりから松の実をほじくり出すのに、必要な形なのだそうだ。どのように食べるのか見てみたかったが、2羽で松の葉の上を少し動き回って、間もなく飛び去ってしまった。2羽ともオスであった。

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