夏目漱石に違和感なし

 妻が買い物から帰ってきて、家計簿をつけていた時、「あれっ!」と声を上げた。1枚の千円札を私のところに持ってきて、「ほら!」と言う。何の変哲もない紙幣である。妻は紙幣の番号で、『8』が多いものを好むので、そうかと思ったのだが、番号はバラバラである。番号の文字色が違うわけでもない。透かしもある。
 妻が別の千円札を2枚持ってきて、そこで気が付いた。そうだ、最初の千円札の肖像は「夏目漱石」だったのだ。5年前に、偽造防止の対策として改刷され、肖像が「野口英世」に変わっていたのだ。妻が始めに1枚だけ持ってきたときは、全く気付かなかった。そのくらいその「夏目漱石」の千円札には、見た目の違和感がなかった。

DSC01085-540_360 夏目漱石(旧紙幣)と、野口英世(現行紙幣)

 紙幣のオークションで見てみたが、折り目ナシの漱石紙幣は1,100円で出品されて、一人が入札していた。

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