アジサイの『花』

 いま札幌はアジサイの花盛りである。あの玉のように咲くのはセイヨウアジサイで、もともと日本原産だったガクアジサイがヨーロッパで改良され、ハイドランジア(水の器)の名前で逆輸入されたものと聴いた。原種も栽培種も、地質や気候によって非常に変化が多く、また一つの花でも咲き始めから散るまで、色が変っていく。そういえば、アジサイには「移り気」とか「浮気」、「変節」などというあまり嬉しくない花言葉がある。

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 この大きく花びらのように見えるのはガクで、この中央に小さく固まっているのが実際の花である。このガク片と花の花弁の数は4つが標準的で、一つの花塊の中に3つ、5つ、6つのものが少数混じる。そして1つの花のガクの数と花弁の数とはほぼ一致しているように思う。これについては、昨年アップした。
 この花のツボミは昨年もよく観たのだが、この小さな花が咲いているのを、今回初めて観察できた。あまりにも小さくて普段はろくに観ていなかった。誰でも知っているのだろうが、私は初めて意識して観察した。

IMG_2041-1-540_360IMG_2041-2-540_360 ガクの中央にちゃんと花が咲いている

IMG_2042-540_360a ツボミのとき

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