ニーウン・ペツ ガラス美術研究所

 1961年、大阪府に生まれ、大阪のデザイナー専門学校を卒業。ガラスアートを主軸にして、アメリカなどで修行後、 1999年に札幌の近郊に工房”ニーウン・ペツ ガラス美術研究所”を開設した、という人が居ることを、地元のテレビで知った。8月4日に妻と様子を見に行ってきたが、自宅からほぼ25キロの北広島市の仁別にあって、廃校になった小学校の校舎を利用して、工房とギャラリー、ティーコーナーを運営している。

IMG_2035-540_360工房とギャラリー

 工房では、吹きガラス体験ができる。一昨日孫たちを連れてやってきた娘に話すと、恐らく”ピー”を失って気落ちしている母親を元気付ける意味もあってか、「行ってみたい」と言い出してくれた。妻もすぐに乗ったので、昨日、 14時の予約を入れて、3人の孫を連れて行ってきた。
 13時過ぎに到着した。ティーコーナーでは軽食が食べられるので、カレーライスやピザなどを頂いた。やはり大阪府出身の奥さんが、調理をしてくれた。小学校1年生のお嬢さんもいた。食事の後、孫たち3人がそれぞれオーナーの指導のもとに、全員がガラス風船を所望し、吹管の先につけた溶融ガラスを吹いて丸く膨らませ、好みの色を付けてもらった。末っ子(5歳)は母親のサポートで膨らませた。

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 オーナーが吊り手の細工をしてくれた。まだガラス自体が400℃以上あり、急激に冷却すると割れてしまうので、徐冷の断熱ボックスに入れてゆっくりと冷ます。そのため渡してもらえるのは翌日の午後になる。他にも、グラスなど簡単な小物なら作らせてくれるそうだ。
 今日の14:30頃に工房を訪ねると、オーナー夫人が吊り下げ用のテグスを取り付けてくれた。3人とも大喜びで持ち歩くので、落としたりぶつけたりしないかとヒヤヒヤした。帰るときには、プチプチのクッション材で包んでくれた。

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 埼玉の孫は残念ながら所用で12日に帰京したので、今度こちらに来た時にはぜひとも連れて行ってやろう。ギャラリーには花瓶、ランプシェード、食器その他多くの種類のオリジナルものが並んでいた。
 この工房の場所は北広島市仁別で、読み方は地名的には『にべつ』。アイヌ語での呼び名は工房の名前と同じ『ニーウン・ペツ』で、「樹の茂る川」という意味らしい。土地の人は『にいべつ』や『にんべつ』などと呼んで、固定していないとか。すぐ脇を流れる川は石狩川の支流であるが、国交省の正式名称は「仁井別川(にいべつがわ)」になっている。
 ネットで調べていたら、釧路市の南西、白糠(しらぬか)駅から北西に延びる国道392号線(旧国鉄白糠線)沿線に縫別(ぬいべつ)という地域があり、この地名の語源が同じアイヌ語の「ニーウン・ペツ」であることが判った。

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