◆ 建築関係の資格更新のため車で市街地に出かけ、スーパーの駐車場に車を置いた。建設会館まで歩く途中に、北海道庁の旧本庁舎(通称赤レンガ庁舎)の敷地を通ってきた。
◆ 私が子供の頃、この庁舎の南約1.5キロほどのところに住んでいて、自宅を出てはるか北のほうを見ると、一本道の突き当たりにこの赤レンガ庁舎の南側面が見えていた。当時はまだ北海道庁の本庁舎として使われていた。ただ、その頃は中央の八角ドームや換気塔はなかった。
赤レンガ庁舎正面(東側)
◆ この庁舎は1888(明治21)年に建築されたが、8年後にドームと換気塔は撤去された。1909(明治42)年に火災で内部が焼け、2年後に復旧された。1968(昭和43)年に新庁舎が建設されて、創建当時のように八角ドームや換気塔が復元され、今は北海道立文書館、北海道開拓記念館として運用されている。
◆ 東側が正面であり、観光客は主に東側の庭園側から眺めることになるが、今は上の写真のように、すぐ後に新庁舎(右)や北海道警察本部(左)等の高層建築が建っていて、ムードが合わない。私は裏側(西側)からの眺めが好きだが、それでも下の写真のように、右側(南側)にアンテナタワーが立つビルが入る。
赤レンガ庁舎裏側(西側)
屋根の飾り金属
赤レンガ庁舎南側
東側正面の前庭にある池
庭内に多く植えられている北海道の花『ハマナス』の実