身辺整理

 私には、物を捨てられないという悪い癖があり、このごろやっと「整理しなくては」という気持ちになってきて、3日ほど前から、まず古い手紙に手をつけた。10歳台後半から20歳台前半にかけて受信した手紙が、菓子箱3つほどもあるし、年賀状は3年分くらい全てとってある。
 もう40年以上も見返さなかった手紙だから、そのまま処分(裁断)すればいいものを、ハガキは裏返し、封書は開いて中の便箋を読んだりしているので、遅々として進まない。中には発信者の氏名だけではどんな人だったか判らず、文面を読んでも顔の浮かんでこない人がいる。科学雑誌の文通欄を見て手紙を書いた人もいたので、そのような人だったのであろう。

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 ただそれらを読んでいて、自分の若い頃の気持ちの浮き沈みが見えてきたり、正しいつもりで相手と対応していたのが、どうも自分のほうに非があったのではないかという、なんとも言えない忸怩たる気持ちになることがある。きょうで、500通ほどの古い手紙の7割ほどを裁断機に入れたが、下宿して大学に通っていた頃の、祖父や養母、親戚、友人などから届いた30通ほどの手紙は、処分し切れずに残っている。
 冷静になって見ると、これらの他に今の自分達にとって役立つわけではなく、かといって、子供達に残しても意味のないものがかなり残っている。私達でこれらの物が理解できるうちに、整理・処分しなくては。自分としても、身辺を少しでも物理的に軽くして、精神的な余裕を持ちたい。

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