防災訓練でハシゴ車に乗る

 昨年秋のちょうど今頃、妻が出かけ、私が一人で仕事をしていたとき、マンション館内の非常放送が「火事です。火事です。至急避難してください」と鳴り響いた。この時は私は訓練であることを知らず、あわててネコのピーをケージに入れて、非常階段を駆け下りた。しかしほかに非常階段を下りる人もなく、不審に思いながら外へ出ると、消防車が1台来ていて、それを住民が取り囲んでブラブラしている。訓練なのにペットも連れて避難してきた、と消防署員に褒められて、何とも気恥ずかしい思いをした。
 今日は理事として訓練に立ち会ったが、理事の家族以外では4組ほどの家族しか出てきていなかった。署長の避難に関する話の後、消火器の噴射練習をした。訓練用の消火器なので、消化液ではなく水が10秒ほど噴射される。マンションの庭は狭いので、少し離れた消防署に出向いてハシゴ車への試乗をした。私は最近高い所に立つとどうも気持ちが落ち着かないので、試乗は遠慮した。

20091018104604
20091018105212昇程50メートルのはしご車(これで15メートルほど)

 消防署員の人が介助で乗り、7組ほどの人たちがヘルメットと命綱などの安全装置を着けてもらい、交互にゴンドラに試乗した。それぞれ25メートルほどの高さに揚げてもらって1~2分旋回し、降りてきた。私は根っから乗る気が無かったが、妻が急に「私も乗ってみたい」と申し出て、安全装置をガッチリ着けてもらって試乗した。

20091018111547妻、ハシゴ車のゴンドラに乗って上昇

20091018111439
25メートルの高さへ

 降りてきた妻はケロリとして「風で少し揺れていたよ」と言い、けっこう眺めを楽しんできたようだった。妻が上に行っている間に署員の方に話を聞いたが、このような試乗の最中に火災発生の通報があり、途中で中止してハシゴをたたみ、火災現場に駆けつけたことも何回かあるそうである。このような地域サービスも今の消防署には必要なのだそうで、時には命をかけて消火・防災に当たる人たちの大変さに頭が下がる思いであった。

カテゴリー: やれやれ・・・, 思い出, 日々つぶやき タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA