♠ 先月末、新聞紙上で、ある冷凍食品メーカーがリコール広告を出していた。このメーカーのある食品の製造工程で、機械のパーツのゴム片が紛れ込んだという。賞味期限が○○から○○までのものについては、回収したいとあった。
♠ 妻が我が家の冷凍庫を調べたら、期間の該当するものがあった。6個入りのもので、既に3個は食べてしまっていた。その旨相手先に電話を掛けると、残りのものを冷凍便の着払いで送ってほしいと言うので、宅急便屋を呼んで送っておいた。先週、その会社から謝罪文とともに、300円の小為替が2枚、計600円分を500円のエクスパックで送ってきた。
♠ その食品を買った時は、たしか400円弱だったと妻は言う。今回のこの小為替の額は、それを十分に満たしてはいる。我々からすると大した額ではないが、メーカーからすると回収費を含めてかなりの損失だったに違いない。今回のこの回収劇を、顧客への口封じと取る人もいたが、私は企業の誠意と考えたい。マスコミに叩かれる前に自主回収をした姿勢は、買ってもいいと思う。