♠ 昨年から上富良野へ通うようになって、桂沢ダム(桂沢湖)の際を通って走るのだが、道路からちらりと見えるだけで湖畔に下りて見ることがなかった。今回、富良野での作業が終わって半端な時間が残ったので、12日の帰りに湖畔の展望台に寄ってみた。このダムが完成してから55年近く経つので、ダムの堤体の内側に土砂がたまると見えて、浚渫作業を行っていた。もう何年も前からこの浚渫作業は続けられているのだろう。
桂沢湖
♠ このダムは石狩川の水量調整や周辺市町村への給水水源、また周辺に多かった産炭地への電力供給などを目的として、支流の幾春別(いくしゅんべつ)川に造られた。
♠ 私達が結婚前、このダムへドライブをしたことがある。今のように高速道路はなかったので、国道12号線を走り、岩見沢から脇道へ入って、幾春別(いくしゅんべつ)を経由してダムまで行った。ダムに近づく頃から急に雨が降りだしたのだが、そのまま堤体の上まで行った。降りることもままならず、あきらめて帰ろうとした時、傘も持たずずぶ濡れで歩いている若いアベックに出会い、遠慮する彼らを後部座席に載せて、岩見沢駅まで送っていったことを思い出した。
桂沢湖周辺
♠ このダムは、その後さらなる治水対策として、下流側に堤体を12メートル以上高くして新桂沢ダムをと名を変える計画が有るようだ。資料によっては、『計画中』とも『嵩上げ済み』ともあり、地図ソフトによっては上記のように「新桂沢ダム」だったり「桂沢ダム」だったり、どちらなのかはっきりしない。上の写真では、嵩上げ済みのようにも見える。