宮島沼へ

 ガンの渡りの中継地として有名な宮島沼に、春の渡りの最中と聞いて行ってきた。札幌から北東へ直線で約45キロ。美唄市の西端、月形町との境に、ラムサール登録湿地である宮島沼がある。自宅から車でゆっくり2時間、広大な田畑の真ん中に、ポツンとある。

DSC02954-Miyajimanuma-540+270 ↑ 宮島沼

 マガンが多く集まる所だが、今日はヒシクイのほうがかなり多いようだった。ガンの仲間としては、これらの他にカリガネやシジュウカラガンが来ているという情報であったが、今日は見つけられなかった。

DSC02977-Yuukari-b-540+270 ↑ エサ場の枯れ田から飛び立つマガン

 地球温暖化のせいでか、ベーリング海沿岸でのガンの繁殖に必要な植物の増殖で、ガンの数がひところの倍以上になっているとか。また南下・越冬する北限が宮城県あたりだったのに、最近は北海道南部のウトナイ湖、静内町、伊達市あたりで越冬が確認されているという。越冬地周辺では、麦の食害が出てきているらしい。

DSC02968-Pintail-fm-540+270 ↑ 英語で『ピンテイル』、日本語で『オナガガモ』 名前ピッタリのペアDSC02947-Fukinotou-540+270 ↑ 頭を出したフキノトウDSC02958-Tsukushi-540+270 ↑ 畑の残雪とツクシDSC02952-Naniwazu-540+270 ↑ ナニワズ(エゾナツボウズ)の花(黄色いのはがく.花弁はない.雌雄異株)

 近くの保育園か幼稚園の園児達であろうか、数名の保育士に連れられて、小さな子供達が遊びに来ていた。こんな小さな頃から、自然や野生動物に触れ合うことが出来るのは、幸せである。

DSC02971-Children-540+270 ↑ 園児達の野外保育

 きょうも、借りたデジタル一眼レフカメラに170~500ミリのレンズをつけ、間にテレプラスレンズを介して1000ミリ近くにして撮影したが、ブレブレのあまピンで散々であった。だから残念ながらヒシクイ、マガンその他肝心の鳥達の写真がきちんと撮れていない。

きょう見聞きした鳥達
トビ、ヒシクイ、マガン、オナガガモ、キンクロハジロ、マガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オオハクチョウ、カワラヒワ、ベニヒワ、キレンジャク、ヒバリ、ハクセキレイ、オオジュリン、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

カテゴリー: ドライブ, 季節, 思い出, 日々つぶやき, 自然, 花・植物, タグ: パーマリンク

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