母校旧正門

 ロシア人の婦人が経営する、ピロシキとボルシチのオープンキッチン『エレナのピロシキ』を探して、妻と歩いて行ってみた。店はすぐに見つけ、ピロシキを買って出たのだが、まもなく何となく懐かしい、そして古臭い石造りの門柱に出くわした。昨年転居してきてからは、一度もこの方面に来ていないのと、門柱以外がすっかり変わっていて始めはとまどったが、なんと私が卒業した札幌南高校だった。

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 この学校は、明治28(1895)年に札幌尋常中学校として札幌の北郊に設置され、今年で創立113年になる。大正11(1922)年に今の場所に2代目の木造校舎を建てて移転し、その時の正面出入り口にこの石造りの門が設置された。私も3年間、この門を通って通学し、昭和35(1960)年に卒業した。
 当時の木造校舎は、昭和40(1965)年に鉄筋コンクリート造に建替えられ、さらに創立100周年に当たる平成7年(1995年)に、今の4代目の校舎になった。この石造りの門柱は、記念碑的な存在として建替えのつど残されてきたようで、その由来を説明する記念碑が門柱の脇に設置されていた。妻に説明しながら、付近を少し歩いてみた。

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