フジとキングサリ

 私の中学校の象徴は、フジの花であった。校章はフジの花をデザインしてある。正門の左右に藤棚がしつらえられていて、太くなった幹が地面から棚に延びていた。学校は市内の北の郊外に移転したが、フジは丈夫だからきっと移植されて、彼の地で元気に花を咲かせているだろう。

20070606-1502-Fuji-4-400+300 フジ

 私の住まいの近くには、公園や個人宅の庭などあちこちにフジが咲いている。最近、花の形や咲き方がそっくりだが、花の色が鮮やかな黄色のものを見つけて気になっていたら、昨日の北海道新聞にこの花が紹介されていた。キングサリ(キンレンカ)という名だそうだ。

20070606-1535-Kingusari-400+300 キングサリ(キンレンカ)

 この住まいから1キロほどのところの個人宅の庭に、7メートルほどの高さでいっぱいに咲いているという。きょう行って観てきた。このとおり見事なものだった。7年ほど前に、植木市で高さ1メートルほどの苗木を買ってきて植えたものだそうである。フジはツル性、キングサリは喬木で葉の形やつき方は違うが、同じマメ科の植物で、花の形がフジとそっくりである。

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